家族、子育て、農業、自給自足、菜食など。プレゼンテーションでは様々な話題が取り上げられてきました。そして、その底流には同じ精神性が流れています。8回目の今回は、この精神性がテーマです。調和の心。自然の中にある利他の精神。それはこの宇宙の始まりからあり続ける仕組みであり、すべての存在が持ち合わせています。神様を含め生きとし生けるものは、すべて家族であり同等です。だから「木の花家族は、地球家族であり宇宙家族」です。
真空と言われる宇宙空間。そこには素粒子の+と-の振動で充満しています。素粒子は波形が粗いと物質を形成します。波形が緻密だと見えない、触れられない存在となります。宇宙空間には、波形が緻密な素粒子が満ちています。その素粒子の背後には「思い」があります。「はじめに言葉ありき」と聖書にあります。言葉は思いから生まれたものです。はじめは「思い」のみが存在しました。「思い」とは神の思いであり、愛であり、善意であり、調和です。「思い」が圧縮することで、爆発が起き、素粒子が動き出しました。その動きは無限に連なります。「思い」を元に、この世界は無限に連なっています。
素粒子の一つ一つは独立しています。それが連なると、細胞になり、爪になったり、肺になったりします。連なりは、一つの命、家族、社会、国家、人類、地球、太陽系、銀河系、宇宙へと広がっていきます。この連鎖は無限で、自他の区別を超えていきます。君がいるから僕がいる。僕がいるから君がいる。相互依存。まわり中、そんな関係だらけです。そして、すべての関係は対等です。己があるからこの世界を認識し、解釈できます。もし己がなければ、何も認識できません。そうすると、己と宇宙、己と太陽、己と地球、己と神さま。己と関係するものはすべて対等で、すべてが自分自身なのです。天上天下唯我独尊。この言葉はその事実を表しています。すべてと対等であることに目覚めた己は、3次元や善悪の判断を超えています。あらゆるものと一体となり、その事実を認識します。そこに愛と調和の心が生まれます。
このような世界に私たちは生きています。真実のこの世界の善意の美しさ。愛と調和でこの世界は奏でられています。この世界の仕組みから学び、心を育てていくこと。それが私たちの生活です。畑を耕す前に心を耕す。
愛と善意と調和からなる世界。その世界そのものであるはずの人間は、問題ごとを持ちます。悩み、苦しみます。それは多様性が与えられている証です。人間は、問題ごとを持ち合わせる程、高度な存在なのです。はじめは神様一人でした。そこは愛と善意と調和からなる世界。しかし何もありませんでした。そこにひずみが生じ2つに割れ、4つに割れ、とどんどん分割されていきます。多様になっていきます。人間は多様性の中に誕生します。人それぞれ違いがあり、みんなエゴを持ちます。そこに問題の種があります。しかし、問題の種は、幸せの種でもあります。問題から学ぶことで人間は幸せになれます。世のため、人のために生きる菩薩の道を歩むことにもなります。問題の根本を知り解決することは、他者に幸せへの道を示すことにも繋がるのです。
問題から学び、心を育てるために、ファミリーでは16年間、毎晩欠かさず大人ミーティングを続けてきました。エゴを持つ人間は、自分の考えを通そうとする傾向があります。それが対立の場を作ります。大人ミーティングでは、日々の連絡、作業報告だけでなく、お互いの心を率直に語り合います。その時、自他を区別しない視点をみんなが心掛けます。誰が意見を出したかに捉われず、全体のための結論を導き出します。そうすることで、ファミリーメンバーは、自己主張を手放していきます。そして、愛と調和のメロディを奏で、問題を解決していきます。
愛と調和のメロディの中、問題から学び、心を育てる空間。それが木の花ファミリーです。それは人々に幸福への道を示す菩薩の道です。そんな私たちのところには、病気の人も多数訪れます。自然療法プログラムです。さまざまな精神疾患や依存症、問題行動を抱える人達が、薬を用いずに改善していきます。私たちはケア対象者を治そうとはしません。答えを与えません。自ら気付いていく人を育てていきます。それは3つの柱に支えられています。病の原因になった心を見詰め改めること。規則正しい生活リズム。自然な食生活です。心身の免疫力を高め、宇宙のリズムと一致していくことになります。これらを保っていく心があれば、病気は治っていきます。医療のいらない生活が実現できます。
日蓮さんの言葉に、文証(もんしょう)、理証(りしょう)、現証(げんしょう)というものがあります。文証とは、文字となった万人のための教えです。理証とは、道理が通っていること。現証とは、道理が現となって現れていることです。木の花には理証と現証はあります。自然の仕組みから学んだ日々の暮らしです。ですが、万人のための教え、文証がありません。今、文証を創り出す時が来ています。木の花憲章が、その文証になります。道理が通った日々の暮らし。それを万人のための言葉に落とし込むこと。それが木の花憲章です。
なかのんありがとう! 特に最後の部分はとてもわかりやすいね。
「君がいるから僕がいる。僕がいるから君がいる。相互依存。」というのは、サティスクーマルさんも自分の本のタイトルにしているね。世界中で同じことが言われだしてるね。
「君あり、故に我あり You are, therefore I am」
―依存の宣言 (講談社学術文庫)
さのっち
コメントどうもありがとう。
サティスさんの『君あり、故に我あり』は僕の愛読書の一つで繰り返し読んでいます。
相互依存ということに関しては、プラムビレッジのティク・ナット・ハンは
英語でinter-beingという造語を創り、大切にしています。
「もしあなたが詩人ならば、この1枚の紙の中に空に浮かんでいる雲を見るでしょう。」
から始まる素敵な文章。
お互いがお互いの中に存在し合っている。
そして一つの存在の中にはすべてのものが含まれている。
1枚の紙の中には全宇宙が含まれている。
この事実。
感じ続けていたいね。
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